ホームからの報告 ~新しい時代を生きる~ (東寿園ブログ)
見えるもの
2025-02-18
★ケアハウス発★
『見えるもの』
「まあまあ見てみ。また雪が降り出したで。」
「積もっとったのがだいぶ消えとったのになぁ。」
今日も廊下を歩きながらのそんな会話が聞こえてきました。
外の天気や空模様を見ながら、こんな話をされることはよくあります。春や秋になると、遠くの山に花が咲いているとか紅葉が進み始めたといった声がよく聞こえます。
さらに、ケアハウスからはこんなことが見えるようです。
「職員さんが寄って会議をしようて。」
「さっきここへおっちゃったのに、もう下で仕事をしようて。」
ちょっとドキリとしてしまうようですが、よく見ておられますね。
「2階にもようけぇの人がおってんじゃなぁ。」
「2階のあそこの鉢はなんじゃろうか?」
「2階の人はこれから集まって体操でもしてんかな?」
「今日はなんか折り紙のようなんをしようてんようななぁ。」
普段の活動を一緒に行なうことはないので、ちょっと興味があるのかも?
「今日の昼はなんじゃ言うて聞いたかな?丼のようながなんじゃったっけ?」
「おーおー、今日は魚じゃったな。」
「みんなだいぶ座っちゃったけぇうちらもそろそろ降りようや。」
3階から1階のおかずがわかるとはよく見えるものですね。また、混雑を避けるように見て行動されていてすごいですね。
「食堂へ今年も七夕を飾っちゃったなぁ。」
七夕のほか、クリスマスやお正月飾りなど、食堂の飾りつけを見ることも。
東寿園の食堂は吹き抜けになっていて、2階、3階ではその吹き抜けを囲むように廊下とホールがあります。これらの声は、3階の廊下からその吹き抜け部分を見下ろしたものです。下と上で視線が合えば、にっこり笑って手を振り合うこともできそうですねぇ。
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