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ホームからの報告 ~新しい時代を生きる~ (東寿園ブログ)

お雛飾り

2025-03-06
★養護老人ホーム発★
『お雛飾り』

ひな祭りの日には、養護・さくら寮の方とお雛飾りの話をしました。
「鞆の浦とか東城の町内ではよう道を通る人へ見てもらうようにお雛様を飾ってよねぇ。」
「その家ごとにいろいろ違ってねぇ。ええですよねぇ。」
筆者も見えるなら行ってみたいなぁと思いながらみなさんの話を聞きました。
ところで、みなさんのお雛様は今頃どうしているのでしょう?
「うちは娘がおらんから。私のはもう母親が処分しとったんじゃないかなぁ。」
「うちは3人姉妹でなぁ、一番上の私のは大きくて妹らは戦時中いうことになったからかなぁ、だんだん小さいのになったよねぇ。」
「私らはもう大昔だからお雛様なんてありません。」
「昔はここらは三次人形いうのをね、女の子が生まれたらしようたですよねぇ。」
「三次人形言うんは土人形でね。」
「今ここへ飾ってあるのは○○さん(入居者)が娘さんの所から持って帰っちゃったのを飾らせてくれとってんじゃと思いますよ。ええかわいい顔をしとってよ。」
筆者の雛人形はオルゴール付きのガラスケースに入ったものでした。飾りやすかったんでしょうけど今はもうどこに片付けてあるかもわからないぐらい片付けっぱなしです(苦笑)。
「はいはい。そういうのが流行った時代がありましたねぇ。」
「お手入れも簡単でそれもいいですね。」
「時代時代でお雛様もいろいろ変わるんですね。」
「もう今頃は飾ることもないねぇ。小さい子がおってんとこなら飾ろうてんじゃろうなぁ。今頃はどんなお雛さんなんじゃろう。」
ガラスケース一つの筆者はしまっていた箱からポンと出すだけでしたが、飾り方はどうだったでしょう?
「どうじゃったかなぁ。お内裏様とお雛様とどっちじゃった?決まりがあったんかいなぁ?」
「さて、どうしょうたかなぁ?」
「あれはね、右がお内裏様ですよ。昔はね、やっぱり男が偉くてね、たてんといけん。だからね、上の人が右、だから男が右なんです。」
「今頃は反対に飾ってんも見るよなぁ。あんまり決まりはないんじゃないかなぁ?どっちでもええんじゃろう。」
「三人官女や五人囃子やらもおっちゃっても早もう誰が何を持っとってかも忘れたなぁ。笛に太鼓には歌へも出てくるからわかるけど。」
「あとぼんぼりと桃の花とな(笑)。」
みなさんのお話にも出て来たので、みんなで『うれしいひなまつり』を歌いました。中には4番まで覚えて歌える方も。
「ここでは白酒はなかったけど、お昼のご馳走をよばれとったら『おーい一杯持ってこーい。』言う、昔家でのひな祭りの日のお父さん(主人)の声が聞こえたような気がしました(笑)。」
と、懐かしい思い出を話された方もおられました。
桃の節句が過ぎ、今日は啓蟄。まだ外では梅の花も桃の花も咲いていると私の耳には入ってきませんが、だんだん春は近づいています。東寿園玄関の生け花はもう桜。生けられた時は蕾だった桜がかわいいピンクの花を咲かせています。一足早く春が訪れていますよ。
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