ホームからの報告 ~新しい時代を生きる~ (東寿園ブログ)
手のひらに秋
2024-10-31
★養護老人ホーム発★
『手のひらに秋』
『手のひらに秋』
「今年はまだ紅葉には早いね。」
「まだあんまり色がついとらんよ。」
「でもボチボチ色が変わりょうる所もありますよ。」
そんな話をしていると
「今ね、散歩をして帰ってきましたよ。はい、お土産あげるから手を出して。」
と、一人の入居者さん。
言われるままに手を差し出すと、そこには一枚の葉っぱ。
「下へね、落ちて飛んで来とったからいただいて来ました。」
それは一枚の柿の葉。早速、集まられていた人たちで手から手へ渡しながら、みなさんそれぞれに見たり触ったり匂ったり。
「まあ!ちゃんと色が変わっとるね。」
「表と裏でちょっと色が違うんじゃなぁ。端の方はちょっと枯れとるけど、他はいい色じゃね。」
「柿の葉と聞いて、そう思うて匂ったら葉っぱも柿の匂いがするようななぁ。」
「へぇ。うちの鼻には匂わんけど、葉っぱもやっぱり柿の匂いがするんじゃなぁ。」
一枚の葉っぱのお土産から秋を感じたひとときでした。
「まだあんまり色がついとらんよ。」
「でもボチボチ色が変わりょうる所もありますよ。」
そんな話をしていると
「今ね、散歩をして帰ってきましたよ。はい、お土産あげるから手を出して。」
と、一人の入居者さん。
言われるままに手を差し出すと、そこには一枚の葉っぱ。
「下へね、落ちて飛んで来とったからいただいて来ました。」
それは一枚の柿の葉。早速、集まられていた人たちで手から手へ渡しながら、みなさんそれぞれに見たり触ったり匂ったり。
「まあ!ちゃんと色が変わっとるね。」
「表と裏でちょっと色が違うんじゃなぁ。端の方はちょっと枯れとるけど、他はいい色じゃね。」
「柿の葉と聞いて、そう思うて匂ったら葉っぱも柿の匂いがするようななぁ。」
「へぇ。うちの鼻には匂わんけど、葉っぱもやっぱり柿の匂いがするんじゃなぁ。」
一枚の葉っぱのお土産から秋を感じたひとときでした。